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夜間無人加工の“止まる原因”とは?展示会デモで工程自動化を体感|機械要素技術展・協働ロボット・産業ロボット・実機デモ・省人化

2026年05月29日

お知らせ

「夜間も加工機を回して、生産性を上げたい」
「人がいない時間に動かせたら、工場はもっと強くなる」

そう思って自動化を検討する工場は増えています。

ただ、夜間無人加工は“動けば勝ち”ではありません。
現場でよく聞くのが、朝出社したら…

「止まってる…」
「アラーム出てる…」
「ワークが途中で引っかかってる…」

という、ちょっと悲しい光景です。

ロボットや自動搬送を入れたのに、夜間無人運転が成立しない。
その原因は、機械やロボットが悪いというより、工程全体の「止まりポイント」を見落としているケースが多いです。

今回は、夜間無人加工が止まる“あるある原因”を5つに整理し、対策の考え方を紹介します。
これから自動化を検討する方にも、すでに導入している方にも役立つ内容です。


【技術・製品概要】

夜間無人加工とは、加工機やロボット、搬送装置を組み合わせて、人がいない時間帯でも加工工程を止めずに回す仕組みです。

旋盤やマシニングセンタなどの工作機械だけでなく、搬送、チャッキング、取り出し、検査、段取りなど、複数の工程が関わります。

つまり「加工機が動く」だけでは成立しません。
工程全体が止まらずに流れることが、夜間無人加工のポイントです。


【特長・技術ポイント】

〈原因1:ワークの位置ズレ・姿勢ズレ〉

夜間無人加工で一番多いトラブルが、ワークの位置ズレです。

昼間は作業者が「ちょっとズレてるな」と気づいて直せますが、夜間は誰もいません。
わずかなズレがそのままチャッキングミスにつながり、アラーム停止することがあります。

特にAMR搬送やパレット搬送を使う場合、置き位置の精度と再現性が重要になります。
無人化では「多少ズレても人が直す」が通用しないため、位置決めの仕組みづくりが必要です。

〈原因2:掴みミス・チャック不良〉

ロボットがワークを掴む工程は、無人化の中でも特に失敗しやすい部分です。

掴みが浅い、滑る、把持力が足りない。
そのまま加工機にセットすると、落下や噛み込みにつながり、設備停止の原因になります。

夜間無人加工では「ロボットハンドの性能」がそのまま稼働率に直結します。
ワーク形状に合ったハンド設計や、把持確認の考え方が重要になります。

〈原因3:加工後の取り出しで詰まる〉

加工はできたのに、取り出しで止まる。
これも現場あるあるです。

取り出したワークの置き場が満杯になっていたり、排出位置がズレていたりすると、ロボットが次の動作に移れなくなります。

無人運転では「加工後の流れ」が想像以上に重要です。
完成品の置き場、排出トレー、次工程への搬送まで含めて設計しておく必要があります。

〈原因4:搬送が人頼みのまま〉

加工機にロボットを付けても、材料供給が人頼みでは夜間稼働は成立しません。

「材料を運ぶ人がいない」
「夜間は供給できない」
これだけで無人加工は止まります。

この課題を解決するのがAMR(自律走行搬送ロボット)です。
AMRが材料を運び、ロボットが受け取って加工機へセットすることで、工程がつながります。

夜間無人加工では、ロボットよりも先に“搬送の自動化”が必要になるケースも多いです。

〈原因5:異常時の復帰ができない〉

夜間無人加工は、トラブルゼロで回すというより、
「トラブルが起きても止まりにくい仕組みを作る」ことが重要です。

センサーで異常を検知して停止するのは安全ですが、停止したまま復帰できない構成だと稼働率は上がりません。

例えば、
ワークがずれたら再トライする
把持失敗したら別位置で掴み直す
排出トレーが満杯なら別の場所に置く

こうした“止まらない工夫”が、夜間無人加工の完成度を左右します。



【活用例】

〈旋盤加工の夜間無人運転〉

旋盤はワークの供給・チャッキング・取り出しが繰り返されるため、ロボット自動化との相性が良い工程です。

一方で、掴みミスや位置ズレが起きると停止しやすく、ハンド設計や位置決めが重要になります。

〈AMRを活用した搬送自動化〉

AMRを使えば、加工機までの材料供給を自動化しやすくなります。

特に「加工機は複数あるが人が運ぶのが大変」という工場では、AMR導入によって夜間稼働の可能性が広がります。

搬送が自動化されると、ロボット工程の連続稼働が現実的になります。

〈3Dビジョンを活用した認識工程の自動化〉

3Dビジョンカメラを活用することで、ワーク位置や姿勢のばらつきを補正しやすくなります。

人が目で見て合わせていた工程を自動化できるため、夜間無人加工の安定稼働に役立ちます。




【判断軸・導入メリット】

〈夜間無人加工で重要になる確認ポイント〉

夜間無人加工を成功させるには、設備導入前に止まりポイントを整理することが重要です。

・ワーク供給方法(人かAMRか、供給数は足りるか)
・ワーク位置決めの再現性
・ロボットハンドの把持力と形状適合
・加工後ワークの排出・保管方法
・異常停止時の復帰設計(リトライ動作の有無)
・夜間稼働時の安全対策と監視方法
・段取り替えの頻度と対応方法
・工程全体のレイアウト

夜間無人加工は、単体機器の性能より「工程のつながり」が成果を左右します。

〈実機を見ることでイメージが一気に具体化する〉

夜間無人加工の検討では、図面や説明だけでは判断しづらい部分もあります。

搬送の動き、ロボットの掴み方、チャッキング精度、加工後の排出動作などは、実際に見たほうが理解が早いです。
導入の現実味が一気に上がるため、展示会などで動作デモを見る価値は大きいといえます。



【まとめ】

夜間無人加工が止まる原因は、加工機ではなく工程全体のどこかに潜んでいることが多いです。

特に多いのは、位置ズレ、掴みミス、取り出し詰まり、搬送の人依存、異常復帰できない構成です。
夜間無人運転を実現するには、ロボット導入だけでなく「止まらない仕組みづくり」が重要になります。

工程全体のつながりを整理し、搬送・把持・認識・排出まで含めて検討することで、夜間無人加工は現実的な選択肢になります。

株式会社竹中機械製作所では、AMRと協働ロボットを組み合わせた工程無人化デモを展示会で実演予定です。
実際に動く工程を見ることで、夜間無人加工の具体像が掴みやすくなります。


【出展概要】


展示会名:第31回 機械要素技術展(東京)
会期:2026年7月1日(水)~7月3日(金)
時間:10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト
出展ブース:東ホール E46-12





【お問い合わせ先】
株式会社竹中機械製作所
〒262-0013 千葉県千葉市花見川区こてはし町1669-4
TEL:043-259-2609
FAX:043-250-2074
URL:https://takenaka-kikai.co.jp/

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