3Dビジョンカメラって何を見ているの?ロボットの目の仕組み🤖|協働ロボット・産業ロボット・自動化・省人化・実機展示・バラ積みピッキング
2026年07月17日
お知らせ
「ロボットはどうやってワークの位置を見つけているの?」
展示会でヨルロボセルをご覧いただいた際、このようなご質問を多くいただきました。
人は目で見て、手を伸ばして物をつかみます。
では、ロボットはどうでしょうか。
実はロボットにも、人の「目」の役割をしてくれる存在があります。
それが、3Dビジョンカメラです。
今回の記事では、ものづくりワールド2026で展示した「ヨルロボセル」に搭載した、
MECH-MIND製3Dビジョンカメラ「Mech-Eye Pro M」を例に、ロボットの"目"の仕組みについてご紹介します。

【どうやって立体的に見ているの?】
「写真を撮るだけなら普通のカメラでもできるのでは?」
そう思われる方も多いかもしれません。
実は3Dビジョンカメラは、写真を撮るだけではなく、対象物までの距離や高さも同時に測定しています。
まず、カメラに搭載されたプロジェクターが、対象物に細かな縞模様のような構造化光(パターン光)を照射します。
もし平らな板に光を当てれば、模様はまっすぐ映ります。
しかし、ワークに凹凸や高さがあると、その模様は形状に合わせて歪みます。
次に、カメラがその歪んだ模様を撮影します。
「どれくらい模様が変形しているか」を解析することで、
ワークまでの距離
-
高さ
-
傾き
-
向き
を高い精度で計算します。
さらに、この構造化光を一種類だけではなく、複数の異なるパターンで連続して投影します。
カメラは、それぞれのパターンがどのように変化したかを順番に撮影し、その情報を組み合わせて立体的な形状を復元しています。
そして、構造化光を照射していないタイミングでは、通常のカラー画像も撮影します。
つまり、3Dビジョンカメラは
「見た目の画像」と「立体的な位置情報」
この2つを同時に取得しているのです。
最後に、取得した情報をカメラ内部で高速に計算し、
2D画像(通常の画像)
-
深度画像(距離情報を持った画像)
-
点群データ(XYZ座標を持つ3次元データ)
としてロボットへ送ります。
ロボットは、この点群データをもとにワークの位置や姿勢を正確に把握し、「どこを、どの向きでつかめばよいか」を判断しています。
【ヨルロボセルでも大活躍】
展示会でご覧いただいたヨルロボセルでも、3Dビジョンカメラは欠かせない存在でした。 AMRがワークを搬送し、協働ロボットがワークを把持して旋盤へチャッキング。 その一連の流れの中で、3Dビジョンカメラはワークの位置を正確に認識し、ロボットへ情報を伝えています。 展示会ではロボットの動きに目が行きがちですが、その裏では3Dビジョンカメラが「ロボットの目」として活躍していました。
【ばら積みピッキングにも欠かせない技術】
展示会後には、「ばら積みピッキング」の記事にも多くのアクセスをいただいています。 部品がランダムに置かれた状態から、一つずつ認識して取り出すためには、3Dビジョン技術が重要になります。 展示会でも、 「このカメラなら、ばら積みピッキングにも使えるのですか?」 というご質問を多くいただきました。 ロボットが自分で位置を認識し、最適な姿勢でワークを把持する。 そんな自動化を支えているのが、3Dビジョンカメラなのです。 現在、竹中機械製作所では、ばら積みピッキングについても実践・研究を進めています。 今後も実際の検証を重ねながら、新たな取り組みや技術情報をホームページでご紹介してまいります。
【実際の動きを見てみませんか?】
展示会でご好評いただいたヨルロボセルは、現在ロボットサポートセンターにて展示しております。 動画や写真では伝わりにくい3Dビジョンカメラとロボットの連携も、実際にご覧いただくことでよりイメージしやすくなります。 「3Dビジョンって実際どんなことができるの?」 「自社のワークでも活用できる?」 そんな疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 スタッフ一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
【お問い合わせ先】
株式会社竹中機械製作所 〒262-0013 千葉県千葉市花見川区こてはし町1669-4 TEL:043-259-2609 FAX:043-250-2074 URL:https://takenaka-kikai.co.jp/
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投稿者:源川



