自社製品(設計・製作・開発)

原油備蓄タンク洗浄工事(COW洗浄工法)に使用される洗浄マシンの
設計から製作、販売まで行っています。

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原油備蓄タンク洗浄工事(COW洗浄工法)に使用される洗浄マシンの設計から製作、販売まで行っています。

■COW洗浄工法とは?
原油共洗工法で、大型原油タンク内に堆積している数千トンのスラッジをタンク内に人を入れないで、少人数で安全かつ短工期で洗浄排出する技術です。さらに、スラッジを一切廃棄しないで、資源として再利用する技術を有しており、環境を汚染することなく処理ができます。

■補足
原油備蓄タンクは消防法の定めによって、定期的に開放検査をします。
タンク内を検査するためには、貯蔵してある原油を別の場所に移送しなければなりません。そのための配管や移送ポンプはあらかじめ設置してありますが、問題は底から1~2m程度の高さに堆積しているスラッジと呼ばれる油泥の移送と、タンク内のクリーニングです。貯蔵してある原油を使って原油タンクを洗浄しようという工法で、タンカーで考え出された工法です。これを地上のタンクに適用して、タンククリーニングの機械化をしようということです。

Youtubeでも海外の業者ですがタンク洗浄の動画があります。

■メンテナンスについて
洗浄機ノズルは現場にてご使用後は必ず分解清掃や動作確認などのメンテナンスが必要になります。
メンテナンスをしないで複数の現場でのご使用は故障の原因となります。
弊社ではエイワテック株式会社と協力してご購入後のメンテナンスや改造など細かいサポート体制によりご対応いたします。

1モーター洗浄マシン(AM76VSRD)

1モーター洗浄マシン(AM76VSRD)

原油備蓄タンク洗浄工事COW洗浄工法に使用される洗浄ノズルを設計から製作、販売まで行っております。
仕様図はこちら

1モーター洗浄マシン(NAC80)

機器開発製、洗浄ノズル NAC80 の製作できます。

1モーター洗浄マシン(エアーモーター1つで駆動/最も多く使用されている汎用マシン)

エアーモーター1機で駆動する、COW洗浄工法において最も一般的な昔からあるマシンです。複雑なギヤにより構成されています。空気のみで作動するエアー駆動のため、爆発ガス等の存在する危険な場所での作業が出来ます。

「TMC型 石油タンク洗浄機」取扱い説明書(PDF)

●お客様の仕様により、ノズルの長さと太さを変更可能
●納期は3か月

2モーター洗浄マシン(エアモーターを2つ搭載/あらゆる角度や方向を自在に設定可能)

このマシンはエアーモーターを2機搭載しています。それによりノズルの方向と本体の回転を別々に操作することが出来ます。
例えばノズルは90度に固定、本体のみを回転させ、原油を攪拌するジェットミキサーとして使用する事が出来るなど、1モーター機に比べ、多彩な活用が可能になります。

「TMW型2モータ洗浄機」取扱い説明書(PDF)

●最低受注ロットは10台からとなります。
●納期は3.5ヶ月になります。

ロボット洗浄マシン(防爆使用のサーボモーターを搭載/タッチパネルで入力し、角度や方向をプログラム可能)

この機械は平成24年度ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金の採択、交付を受け、弊社が独自に開発、設計、製作をしたマシンです。防爆仕様のサーボモーター2機と防爆仕様のタッチパネル配電盤から構成され、様々な動きをプログラム制御可能としました。

■設計

制御盤の設計においては、可燃性ガスが存在する危険場所に設置する洗浄ロボット制御盤と、石油タンク外縁部の非危険場所に設置する内圧保護監視盤の2個の制御盤で構成しました。2個の制御盤は電線ケーブルと空圧配管で接続し、内圧保護監視盤に内臓の空圧ポンプから洗浄ロボット制御盤に圧縮空気を供給し、洗浄ロボット制御盤内部に可燃性ガスが侵入しない構造としました。圧縮空気の圧力は常にセンサーで監視し、洗浄ロボット制御盤への電源供給/遮断の条件を設定し、安全性が確保されるようにしています。
洗浄ロボットに装着するサーボモータは、耐圧防爆形を採用し防爆基準を満たしています。
ロボット制御盤の操作部にはタッチパネルを採用し、画面切換機能を利用して、多種の運転モードに対応できる操作性を獲得。
洗浄ロボットの機構部分の設計においては、サーボモータの特性から動力伝達部を空圧モータ式よりシンプルに設計。また、サーボモータ用減速機はハーモニックドライブ減速機を採用し、高速回転にも対応するコンパクトで高強度の減速機構となっております。

■サーボモータ駆動の優位性について(エアーモータ駆動との比較)

  1. 運転速度範囲の拡大

    最高速度は従来の2倍になった。低速側は従来は絞り弁で速度調整するため微速にすると停止してしまうなど不安定な状況があるが、サーボでは微速でも安定駆動ができる。従ってタンク内のスラッジの堆積状態に合わせて最適な運転速度が選択できるようになり、洗浄効率の向上につながる。
    (効率アップ=1.2)

  2. ノズル角度の設定の細密化

    従来は30°単位での設定だったが、サーボ式では1°単位が可能になった。洗浄対象を正確にねらえるので洗浄効果が向上する。
    (効率アップ=1.2)

  3. 運転モード設定の容易性

    タッチパネル上で運転モードを選択するだけで設定が可能になった。従来の設定方法は、ノズル角度の設定では洗浄機本体の回転方向切換ドッグを取り外し、新しい位置に付け替える作業をし、運転速度の設定では空圧絞り弁を調整し、ストップウォッチで回転時間を測定する作業が必要だった。1回あたり従来15分かかった設定作業が2分程度に短縮できた。実際の洗浄工事では、この設定作業を何回も繰り返すので時間短縮効果は大きくなる。
    (効率アップ=1.1)

※これらの優位性から総合的な洗浄作業効率は従来の1.6倍(1.2×1.2×1.1)、約37%の洗浄時間短縮になると推定される。

現在、ロボット洗浄マシンは開発段階のため、実際の現場での使用は今後のテスト結果により可能となります。

原油かくはん装置(原油タンクの底部に設置/液体を攪拌しスラッジの発生をおさえる)

このマシンは原油タンクの底部に設置し、タンク内の原油をポンプにて吸引しロータリージェットミキサーとしてスラッジめがけて、ノズルから噴射させてスラッジを打壊攪拌しスラッジをタンク内の原油中に溶解分散させる方法です。洗浄後のタンク内に設置する事で、タンク内のスラッジの蓄積を軽減させることが出来ます。

●最低受注ロットは1台から
●納期は4ヶ月です。

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